犬のしつけコラム 第13回おやつをあげたら、吠えは増える? 減る?

Prism Dog School

2026/10/12 12:00

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🐶 第13回:【3行で解説!】おやつをあげたら、吠えは増える? 減る?
1. 吠えたらおやつが出る。苦手なものを見たらおやつが出る。同じ一粒でも、犬が経験していることは同じとは限りません。

2. 吠えることが増える場合もあれば、苦手なものへの反応が変わっていくこともあります。

3. だから答えは「その時々による」! 「吠えた瞬間」だけではなく、その前と後を見ることが大切です。

吠えている犬におやつをあげたら吠えは増える?減る?
答えは……「その時々による」!

「おやつちょうだい😡」と吠えている犬に、吠えるたびにおやつを渡していたら、「吠えたらおやつが出てくる😃!」と覚えて、吠えることが増えるかもしれません。

では、他の犬を見て「怖い」「嫌だ」と感じている犬なら?
この場合、私は「吠えた」という行動だけではなく、その前に起きている気持ちの変化を見ます。

「うわ、あの犬嫌だ😩」となって吠える、そのもっと前。まだ相手を見つけたところで、おやつが出てくる。
それを繰り返していくと、「うわ、嫌だ😩」だったものが、「あれ😒? あいつが出てくると、おやつも出てくるぞ?」に変わっていくことがあります。

ここでは、「吠える」という行動におやつを渡したいわけではありません。苦手なものを見た時に起きる気持ちそのものを、少しずつ変えていこうとしているのです。

「嫌い」を「大好き」にする必要もありません。
「うわ、嫌だ!!」が、「あ、いるね」くらいになる。それだけでも、その犬にとっては大きな変化です。

……と、ここまでなら話は簡単なのですが、犬の学習はもう少し複雑です。

苦手な犬が現れた。
吠えた。
おやつが出た。

これを繰り返しているうちに、「犬が現れるとおやつが出る」だけではなく、「吠えるとおやつが出る」まで覚えることも考えられます。
だから私は、「吠えた後」ではなく、そのもっと前からおやつを使います。

🐕 我が家のひなきの場合

我が家のひなきも、散歩中に他の犬を見ると吠えてしまうことがあります。
そこでやったのは、「吠えたらおやつ」ではありません。
他の犬を見たら「いいこ!」と声掛けして、おやつ。また見たら「いいこ!」と声掛けして、おやつ。
「吠える」まで行くもっと前から、これを繰り返しました。今では、ある程度距離があれば以前よりずっと落ち着いて他の犬をやり過ごせるようになっています。

もちろん、いつもこちらが先回りできるわけではありません。吠えてしまうことだってあります。ひなきの場合、そうなったらおやつでどうにかしようとするのではなく、まず相手との距離を取ります。落ち着いてからおやつを使うことはあります。
そんな時には、「おやつをあげたらダメ!」だけを考えるのではなく、今の距離や状況が、この子には難しすぎなかったか?も考えます。

だから、「要求吠えならおやつはダメ、怖くて吠えているならおやつをあげてOK」と、吠えの種類だけで簡単に分けられる話でもないんです。

「吠えた瞬間」だけを見るんじゃない。
その前に何があって、その後に何が起きたのか。
その犬が何を経験しているのかを見る。

ではもう一度、吠えている犬におやつをあげたら、吠えは増える? 減る?

答えは、やっぱり「その時々による」。

大切なのは、おやつをあげた瞬間だけを見ることではなく、その前後で犬が何を経験し、何を学んでいるのかを見ることです。

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