犬のしつけコラム 第2回 日本ペット栄養学会認定「ペット栄養管理士」について
「この子が、一日でも長く健やかに過ごせるように」。
その願いを支える根幹は、毎日の食事です。Prism Dog Schoolでは、トレーニングと同じくらい「栄養」を大切に考えています。
■ 専門的な学びの背景
私は学生時代、「コンパニオンアニマル栄養学」という講義に出会い、「栄養学は化学だ!」と、その面白さにすっかりハマってしまいました。
当時、大学では「コンパニオンアニマル栄養学Ⅰ・Ⅱ」の単位を取得することで、ペット栄養管理士認定試験の受験資格を得ることができました。
せっかく学んだのなら、と学生時代に受験し、試験合格後に認定を受けました。
しかし、資格を取ったからといって、最初からフードやトリーツについて饒舌に語れたかというとそうではありません。私の「食」への情熱を決定づけたのは、学生時代に迎えた一頭の愛犬、柴系雑種の「ゆず」の存在でした。
■ ゆずと一緒に始めたフード探求旅行
「お薬以外に、私にできることはないのか」
必死な思いで私が辿り着いたのが、毎日の食事を見直すことでした。
スーパー、ペットショップ、ホームセンター。あらゆるお店を回り、棚に並ぶフードやおやつを一つひとつ裏返して、表示を確認しました。
「何が入っているのか」
「この成分はゆずにどう影響するか」
何がゆずに合って何が合わないのか、何は避けるべきなのか、試行錯誤を繰り返しました。アレルギーが完全に改善されることはありませんでしたが、ゆずの体質に合うフードやトリーツを探していく中で、被毛がふわふわになり、痒みが減った時期もありました。掻きむしることなく穏やかに眠るゆずを見た時には心から良かったと感じたことを今でも鮮明に覚えています。
この経験が、私の原点です。
「ペット栄養管理士」という肩書きの裏側には、愛犬ゆずのためにというありきたりな(でもきっと一番大切な)一人の飼い主の願いと愛情があります。
現在、私がフードやトリーツにこだわり、原材料や成分などの表示を読み込むのは、目の前のワンちゃんにもゆずと同じように、健やかな毎日を過ごしてほしいと願っているからです。
■ Prism Dog Schoolが提案する「食」
「トレーニングにはどんなオヤツが適しているの?」「ドッグフードに違いはあるの?」
「良いものをあげたいけれど、どれがどれかわからない……」
そんな悩みや思いを持つ飼い主様へ。私は、専門家としての科学的根拠と、一人の飼い主としての深い共感を持って、一緒に表示を読み、その子の暮らしや目的に合った選択肢を考えます。
おいしく食べて、元気に学ぼう。
ゆずが教えてくれたこの喜びを、たくさんのワンちゃんと飼い主様にお届けしたいと思っています。
にっこり笑う、大切なゆず
ゆずは14歳で病気のため、虹の向こうに旅立ちました。
ゆずは「永遠の食の師匠」です!
【ペット栄養管理士について】
資格の詳細や認定基準については、日本ペット栄養学会の公式サイトにてご確認いただけます。