犬のしつけコラム第11回【前編】それって可愛い!!😍……ですか? ── 散歩の座り込みを「NO」から考える
お散歩中、犬が「いやー!😖」と座り込み、飼い主さんにリードを引かれて、首輪のところで首まわりのお肉がむちっと寄る。そんな姿を「イヤイヤわんこ、可愛い!」と描いたイラストやフィギュアを見かけることがあります。
私は、あれを見るたびに強い危機感を覚えます。
見た目として「可愛い」と感じることはあるかもしれません。
でも、その姿を「可愛い」で片付けてしまうと、犬が出しているかもしれない「NO」を見落とします。だってその瞬間の犬は、何かを伝えているのかもしれないのだから。
そう考えると、私はどうしても「可愛い」で終わることができません。終わらせてはいけないと思っています。
犬が立ち止まったとき、私はそれを「言うことを聞かない」で終わらせず、ひとつの意思表示として受け取っています。
「じゃあ、今日はどうしようか。」
そんなふうにお互いの希望の折り合いを探すやり取りを、私は犬との「交渉」だと考えています。
「困った子」で終わらせるのではなく、その行動の背景にある「なぜ?」まで探りたい。
🤔 なぜ、彼らは「石」になってしまうのか?
解決策を考える前に、まず「なぜ動かないのか」を見る必要があります。
同じ座り込みに見えても、背景はひとつではありません。
関節の痛み、肉球の違和感、暑さや疲労など、歩きたくない理由が身体側にあることもあります。今までになかった座り込みが増えた、歩き方がいつもと違うなど、気になる変化がある場合は、トレーニングより先に獣医師へ。
同じ「石」でも、理由が違えば対応も変わります。
では、実際に立ち止まってしまったとき、私はどうしているのか。後編では、ひなきとの散歩で使っている方法も含めて紹介します!